長時間走っていると、気分が良くなり恍惚感や気分が高揚するといった状態になることがあります。
これを「ランナーズハイ」と呼びます。このような気分の状態になるのは、走っているときにエンドルフィンというものが分泌されるためです。体内にエンドルフィンが分泌されると、この物質には鎮痛作用もあるので走ることが苦にならないくらい身体も楽になります。
そして長い時間、長い距離を走っても大丈夫になります。
しかし、実際に身体にかかる負担は通常のときと変わらないので、このときにあまり無理をしないように気を付けましょう。脳を活性化したり、認知症やうつ病の予防や治療に走りたいという方は、ゆっくり走るスロージョギングで充分効果が得られます。
スロージョギングは、1日15分~30分くらいの短い時間で行えます。一気に15分~30分ジョギングをするのが辛い方は、何回かに分けて走っても大丈夫です。
また毎日走る必要はありません。週3日くらいを目安にして走れば効果は表れてくるでしょう。
スロージョギングで走る歩幅は10cmくらいがよいでしょう。また1秒間に3歩くらい進む速さで走るとよいです。
本当に歩幅は小刻みにゆっくり走るだけでよいです。またスロージョギングは、走っている際に笑顔でいられるような余裕を保っておくことも大切です。
このようにしてスロージョギングを行えば、ランナーズハイになる心配もなく安全に走ることができます。