「運動をすることをやめたら筋肉は脂肪に変わる」と考えておられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしこれは誤った考え方になります。筋肉細胞と脂肪細胞は、ともに全然違ったものなので筋肉が脂肪に変わるといったことは起こり得ないのです。

運動をしていない期間が長くなると、運動で消費されるエネルギーが減ります。

また運動せずにいると筋肉が小さくなって、基礎代謝も減ります。

しかし食べる量は減らないので運動しなくなった分、余分な脂肪がついてしまうことになります。

このような状態を筋肉が脂肪に変わったと勘違いしてしまうのです。

運動をやめてしまうと筋肉が小さくなり、基礎代謝が落ちてしまい体脂肪のつきやすい身体になってしまうのです。

このような状態を回避するためにも、スロトレは継続して行うことがよいと言えます。

私がお勧めするスロトレの本は、石井直方さんが著者の本です。

スロトレに関して一から十まで詳しく書かれているので、スロトレが初めての方でも始められるようになっています。

各運動の解説もとてもわかりやすいです。

また実際の映像を見ながらスロトレを行いたいという方は、石井直方さんが著者のDVD付きの本もあります。

DVD付きの本は、実際の映像を見ながらスロトレを行えるので、どれくらいの負荷をかければよいかやどのような姿勢で行えばよいかがすぐにわかるのでお勧めです。

スロトレは、1日10分、週2日からでも行えるので継続しやすいです。

スロトレを継続的に行って健康的な身体を手に入れたいですね。

スロトレが考案されたのは、加圧トレーニングが大きなヒントになったそうです。

石井直方教授は、加圧トレーニングの研究をされているときにこのスロトレが思い浮かび、考案されたそうです。

皆さん、加圧トレーニングにはどんなトレーニングがご存知ですか?

加圧トレーニングは、それ用のベルトを腕や足に縛って、血流を制限しながら行う筋力トレーニングのことです。

この加圧トレーニングもベルトを腕や足に縛ることで加圧をかけて行うため、少しの運動負荷でもキツイ筋力トレーニングを行ったかのように筋肉が錯覚してしまうのです。

筋肉を騙すことは、スロトレも同じです。

石井直方教授は、この軽い負荷で筋肉にキツイ運動をさせたと錯覚させる加圧トレーニングからスロトレを考案されました。

加圧トレーニングは、スロトレと違ってそれ専用のベルトで腕や足を縛り、血流を制限して行います。血流を制限して行うという少し特別な方法なので、加圧トレーニングは指導者のもとで行うことが勧められています。

ジムや教室のトレーナーのもとで行う方が安全に適切に行えます。

それに比べてスロトレは、指導者のもとでなくても一人で好きな時間に行えます。

スロトレが考案されたのは、このように加圧トレーニングがヒントだったのです。