インターバル速歩の効果

インターバル速歩の詳しい行い方とその効果についてお話したいと思います。

まず、少しキツイと感じる程度に歩くことを3分続けます。

それが終わったら、普通の速さで歩くことを3分続けます。

この少しキツイと感じる程度に歩くことと普通の速さで歩くことの繰り返しを5回行います。

すると合計30分歩いたことになります。

これがインターバル速歩の行い方です。

インターバル速歩のような少しキツめの運動を行うことで、運動した後に「EPOC」という状態になります。

このEPOCは、運動後過剰酸素消費とも呼ばれています。

この状態は運動した後、1~2時間のあいだ代謝が上がっている状態になるため、普段よりも脂肪が燃焼されます。

そのため、このインターバル速歩は、普通に歩くよりもよりダイエット効果が期待できるということになります。

またこのインターバル速歩は、血圧を下げる効果もあります。

それは、自律神経の中にある副交感神経が優位な立場になり、血管が広げられるためです。

インターバル速歩のような運動を行うことによって、血管に溜まっている脂肪の固まりをなくすことができ、それが動脈硬化の予防にも繋がります。

普段から運動されている方は、このインターバル速歩を普段の運動に取り入れてみてください。

また普段あまり運動しない方は、これを機会にまずは通常のウォーキングから行ってみましょう。

そして除々にインターバル速歩を取り入れていってみましょう。

インターバル速歩のポイント

インターバル速歩を行っていく上で気をつけてほしいことやポイントについてお話していきたいと思います。

まず一つ目は、背すじをぴんっと張って正しい姿勢で歩くように心がけてください。

背すじを伸ばして歩くことで腰痛の予防にもなります。

二つ目は、腕を大きく振って歩くことです。

腕を大きく振って歩くことで、正しい姿勢の維持ができます。

速歩きしているときは、姿勢が前かがみになりがちです。

しかし腕を前後に大きく振ることによって、その前かがみな姿勢にならずに正しい姿勢で歩き続けることができます。

できれば、後ろに腕を振るときに大きく振るようにしてみてください。

三つ目は、速歩きしているときできるだけ大股で歩くことです。

通常の歩幅よりも足一つ分くらい大きめに歩くとよいでしょう。

また足を着地させるときは、かかとから降ろすようにするとつまづくのを防ぐことができます。

四つ目は、歩くスピードです。

速く歩いているときは、70%の力くらいで歩くようにしてください。

そしてゆっくり歩くときは、50%くらいの力で歩くとよいでしょう。

またインターバル速歩を始めたばかりでまだ慣れていない方は、速く歩く時は1分間に130歩を目安に歩いてみてください。

インターバル速歩に慣れてきてさらなるステップアップが必要な方は、速く歩くときに1分間に150歩ほど歩けるように頑張ってください。

1分間に150歩は結構キツめだとは思いますが、こなせるようになるとより健康的になれるでしょう。

インターバル速歩で筋力アップ

通常のウォーキングでは筋力を維持することは可能ですが、筋力アップをすることは難しいことが調査でわかってきています。

筋力アップすると、日常生活もより活発に過ごすことができますし、疲れにくくなります。また健康にもよいです。

筋力アップを目指すウォーキングがしたい方は、インターバル速歩がお勧めです。

インターバル速歩は、若い方から高齢者の方まで行うことができるウォーキングです。

できれば、ずっと速歩きで歩いた方が効果は高いですが、それだと30分歩くまでに疲れてしまうため、3分速く歩いて3分ゆっくり歩くという繰り返しにすることを考え出されました。

3分速く歩くときはできるだけ大股で息が上がるくらいで歩くのがよいです。

3分速く歩いて3分ゆっくり歩くことを5回繰り返すことに慣れてきた方は、速く歩く時間を少し長めにとるようにすると、筋力アップやダイエット効果がより期待できます。

例えば、速く歩くことを3分30秒行い、ゆっくり歩くことを2分30秒行うようにすると、トータルで30分歩いてより筋力アップが目指せます。

このように少しずつ速く歩いている時間を伸ばしていくとよいでしょう。

速く歩く時間がトータルで1日15分以上を目安とすると、インターバル速歩の効果が表れやすいです。

そうなると、最低でも速く歩く時間が3分は必要だということになります。

始めは無理をしない程度に行ってください。

少なくても週に3日、1日30分を継続できるように頑張りましょう。

インターバル速歩 牛乳で筋力アップ

3分速く歩いて3分ゆっくり歩くということを5回繰り返して合計30分歩くインターバル速歩は、ウォーキングより効果的な運動として知られています。

ある調査の結果では、インターバル速歩の後に牛乳を飲むと、飲まないときと比べて筋力アップの効果が約2倍違ってきます。

気を付けてほしいことは、運動後30分以内に200mlの牛乳を飲むことです。

また牛乳の代わりにヨーグルトやチーズ、低脂肪の牛乳を摂っていただいても構いません。

インターバル速歩のように少しキツめの運動をすると、筋肉が損傷されます。

そして筋肉はその損傷を回復させようとしてアミノ酸を取り込もうとします。

運動後30分以内に牛乳などのアミノ酸を含んでいる乳製品を摂取してほしいのは、運動後30分以上経ってしまうと、筋肉がアミノ酸を取り込まなくなり筋肉の修復、回復が難しくなってしまうためです。

運動後30分以内にアミノ酸を含んでいる乳製品を摂ると、筋肉が発達してきます。

インターバル速歩は、毎日行う必要はありません。

一週間に3~4日程度で構いません。

もちろん毎日行ってもよいです。

まずは、一週間で合計60分以上を目安に歩いてみましょう。

インターバル速歩を続けていくとこで、より健康的になります。

疲れを感じなくなったり、風邪を引きにくくなったりなどの嬉しい効果も出てきます。

インターバル速歩は、若い方から高齢の方まで行っていただける運動なので、あなたも是非行って健康効果を実感してみてください。